模試を受ける前の勉強法&受けた後の復習法|高1から浪人生まで!

模試の勉強法・復習方法・活用方法

わーいわーい!みおりんです。

自分の実力を試し、志望校への距離を教えてくれる模擬試験。でも、本当に効果的な勉強法を知っている人はごくわずかです。

そこでここでは、東大宅浪時代に模試を駆使していた私みおりんが、模試を受ける前と後のそれぞれについておすすめの勉強法をご紹介します。

▶︎宅浪みおりんのプロフィールについてはこちら(●ˊᵕˋ●)



模試の目的と効果的な受け方

ここでは、模試のそもそもの目的や受けるべき回数、個人での申し込み方法などをご紹介します。

模試は何のために受ける?

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まず重要なのが、模試の目的を確認しておくこと。わたしは次のように考えています。

  • 自分と志望校の距離を知る
  • 試験の雰囲気に慣れる
  • 自分の苦手分野を知る

模試というのは、ほかの受験生たちと自分の差を知り、足りなかったところを確認するものです。かなり細かく「この分野が苦手です」といったように結果が出るので、これを活かさない手はありません😊

「本当の実力をはかるために、あえて勉強せず受けたほうがいい」?

下手に勉強すると点数が上がってしまって正確な実力がわからなくなるから、あえて対策をしないほうがいい、と考える人がいます。

わたし個人の考えでは、これは大きな誤りだと思っています。勉強せず臨めば点数がとれないに決まっています。そんなわかりきったことをわざわざ判定という形で出してもらうために模試のお金を払うのは、ナンセンスではないでしょうか?

むしろ、「勉強したらこういう結果になるんだ、じゃあ次もがんばってみよう」と思えるほうがいいと思います◎

模試を受けるべき回数と頻度

高1,2の間は学校で申し込まれた模試に参加するという形がほとんどだと思いますので、ここでは受験生を対象としてお伝えします。高1,2生の方はここを読み飛ばして、次の章の勉強法の説明を読んでもOKです。

模試は、受けすぎにも受けなすぎにも注意!一概には言えませんが、難関大受験生なら平均して月に1回程度(年間12回前後)になるように受けるのがいいのではないかと思います。

受験生の模試プラン(例)

5月〜6月:一般的な記述式の模試1つ
7月〜8月:センター模試1つ、志望校を対象とした記述式模試1〜2つ
9月〜10月:(余力があれば)一般的な記述式の模試1つ
11月:志望校を対象とした記述式模試1〜2つ
12月:センタープレテスト1〜2つ
1〜2月:(あれば)志望校を対象としたプレテスト

あくまで一例ですので、自分の志望校に合わせて計画を立ててくださいね。
(「一般的な記述式模試」とは全受験生を対象とした模試、「志望校を対象とした模試」というのは、東大模試などの冠模試や、有名大本番レベル模試などの対象を絞った模試のことをここでは指しています)

模試の選び方と申し込み方法

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ここでは受験生を対象に、模試を個人で受ける際の選び方と申し込み方法を簡単にご説明します。高1,2生の方はここを読み飛ばして、次の章の勉強法の説明を読んでもOKです。

模試の選び方

模試を開催している代表的な予備校・業者と、それぞれの特徴は次のとおりです。

  • ベネッセ(進研模試)
    …学校で受ける場合が多く、個人ではあまり申し込まないかも。
  • 駿台予備学校
    …受験者が多く、出題の難易度も高いのが特徴。
  • 河合塾
    …受験者がかなり多く、出題の難易度は本番に近いかも。
  • 代々木ゼミナール
    …かつてほど人気がないようですが、大手の安心感はあるのでは。
  • 東進
    …他の模試と違い、相対評価ではなく絶対評価を採用しているため、ほかの受験生との差ではなく「志望校合格まであと何点」というのが正確にわかります。

こうしたことを参考に、模試を選んでみてくださいね。迷ったら河合が無難かなと思うけど😥受験生の質が高いのは駿台のイメージかな。

なお、東大など難関大を受ける上で、進研模試の判定を気にするのは結構無意味です…東大に入ってくる中高一貫校の子たちは、進研模試を受けていないのです。存在すら知らなかったという人もいます。

個人での申し込み方法

模試は個人でも申し込むことができます。各予備校のWebサイトから、必要事項を記入して申し込みをしましょう。

受験番号や当日の日程などは、申し込み後にメール等で送られてくるので心配いりません😊会場は、自宅近くの塾や会議室、大学などが指定されることが多いでしょう。英検や漢検と同じ要領です◎

当日の服装はなんでもOK。持ち物は、送られてくるメール等をチェックしましょう。

模試を受ける前の勉強法

模試を受ける前の勉強法としては、受験生かそうでないかによっても異なります。

受験生の場合は、基本的には模試の範囲=大学入試の範囲。ですので、受験の予行練習のつもりで全範囲をしっかり対策していくことが必要になります。

一方、高校1,2年生の場合は、ある程度授業の進度に近い範囲が模試の範囲となります。しかし、学校の定期テストと違い、小学校で習ったことから高校で現在学んでいることまでのすべてという非常に広い範囲が対象となります。

このように広い範囲をカバーするにはどのように勉強をしたらいいのでしょうか?ここでは、高1,2生を対象として勉強法を解説していきます。高3生・浪人生はここを読み飛ばして、次の章の復習法を読み込んでいただけると◎です!

試験範囲をチェックする

まずやっておくべきなのが、学校で掲示されたり業者や予備校のWebサイトで発表される、模試の範囲の確認

どこの分野までが出題されるのかがわかれば、対策の方針を立てることができます。

単元を絞って勉強する

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本来は、指定された試験範囲すべてを勉強したいところです。できる人はもちろんそうしてください!!

ですが、ほとんどの人は「模試の勉強法がそもそもわからない」「全範囲をやりきるなんて時間的にとても無理」という状況だと思います。そんな人におすすめなのが、「単元を絞って勉強する」ということ。

膨大な試験範囲の中から、「ここだけはとるぞ!」と決めてその分野をしっかり対策するのです。そうすれば、模試の本番、どのページを開いても不安…ということにはならず、必ずある程度解ける問題があるという状態にすることができます。これは結構心強いことです◎

模試直前に点数をアップさせるには

模試の対策に長い期間をかけられる人は少数派だと思います。「あと数日しかないけどどうしよう!?」と焦っている人も多いのではないでしょうか。

模試直前に点数をアップさせる方法としては、

  • 暗記科目でがっつり得点を稼ぐ

ということが挙げられます。理科や社会といった科目は、その範囲を暗記してしまえば少なくとも選択式や一問一答形式の問題には正解できるので、短期的に得点をアップさせることが可能と言えます。

ただし、こうした方法は一時的な効果しかなく、模試の点数をそのときアップさせたからといってなにも得られるものはない、ということは忘れないでください。

というのも、模試で本当に大切なのは模試前の対策ではなく、模試を受けた後の復習だからです。



模試を受けた後の勉強法(復習法)

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「模試前の対策より模試後の復習のほうが大事」と述べましたが、では復習や見直しはどのように行えばいいのでしょうか?

復習方法の詳細については、下記の記事で詳しくまとめました。

ここでは、復習方法の重要なポイントをご紹介します。

必ず自己採点を行う

まずやるべきは、模試が終わった直後の自己採点です。

これは模試の結果が返ってくる前にやることです。というのも、結果が返ってくるのはだいたい試験から1カ月後。どこを解けてどんなことで迷ったかを、その間鮮明にすべて覚えていることは困難です。

鉄は熱いうちに打てと言いますが、模試は解答解説を受け取ったその日に自己採点を行わなくてはなりません。このため、試験本番ではなるべく自分が書いた解答を解答用紙にもチェックしておきましょう。

正確な自己採点は自分でできない?

記述式の問題では、自分の解答が何点もらえるのかを正確に判断することは難しいと思います。ですが、解答解説を読み、「ここはわからなかった」ということをチェックすることが大切。何点とれたかを計算することは、それほど重要なことではありません。(なお、自己採点を毎回おこなっていると、だんだん正確な採点ができるようになっていきます笑)

解答解説を見て徹底復習をする

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自己採点ができたら、次にすべきは徹底的な復習です。

これは解答解説の冊子を読み込み、知らなかったこと・できなかったことを片っ端から覚えこむという作業です。わたしはこの方法で、浪人の1年間の模試で出題された内容はすべて把握することができました。

高1,2生で「そんなの無理!」というほど膨大になってしまう場合は、優先順位をつけて解説に重要と書いてあるものから順に覚えていきましょう。受験生・浪人生は、しのごの言わずに全部やってください。

復習の方法は人それぞれですが、わたしの場合はこちらの記事↓でご紹介したやり方で徹底的におこないました。

また、「模試の復習に時間がかかる」と悩んでいる人も多いと思います。そんな方はこちら↓の記事をお読みください。

結果が返却されたらすること

一般的に、模試の結果は実施から約1カ月程度で返却されます。結果が返ってきたら、どんなことをすればいいのでしょうか?

判定に一喜一憂しない

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まず目に入るのが志望校の判定ですよね。A判定が合格確率80%などとも言われます。

しかし、模試でいくらいい判定をとっても志望校に入れるわけではありません。A判定でも落ちてしまう人はいますし、E判定でも受かる人はいます。AからEまで5種類にしか分けられないざっくりとした判定に一喜一憂すべきではありません。

足りなかったものを見極める

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模試が本領を発揮するのは、判定の下や裏のページにある、「あなたは〇〇の分野が得意/苦手ですよ」という部分。また、大問別に得点の記された箇所も要チェックです。

これはなぜかというと、A判定やC判定といったざっくりとした結果ではなく、具体的にどこが足りていないからどのくらい伸ばすべきか、ということがわかるから。これを見ることで、これから何に注力して勉強を進めていけばいいかがわかります。

こうした部分は必ずチェックして、今後の方針に役立てましょう。

模試の記録ノートをつけるのもおすすめ

できれば模試の記録ノートをつけるのがおすすめです。というのも、「ここが苦手なんだ、がんばろう」と思っただけでは忘れてしまう可能性もあるし、前回の模試と今回の模試の比較などもできないからです。

わたしは宅浪時代、毎回の模試の結果をこのような感じで記録していました↓

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センター模試の記録。

↑黒字が得点、オレンジの字が偏差値だと思います😥

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各科目について、大問別の得点まで記録していました。

必ずしもここまでしなくてもOKですが、

  • 結果が可視化されるので目指すべきものがわかりやすくなる
  • 点数が上がるとよくわかるので、モチベーションアップになる

というメリットがあり、できればやってみることをおすすめします。

▶︎詳しい分析方法はこちらでご紹介中!

みおりん現役不合格の原因は「模試」かも

わたしは高校生時代、模試をなんとなくで受けてしまっていました。まったく復習も見直しもしなかったし、判定だけを見ていつもがっかりしていました。

でもこれは本当に間違いだったと思っています。その証拠に、浪人時に復習を徹底して模試をフル活用したところ、どんどん実力がついていることを実感でき、本当に東大に合格できました。

みなさんには、ぜひわたしの経験を反面教師として、ここでおすすめした方法を実践してみてほしいなと思います。

▶︎模試の復習方法はこちらをご参考に(^^)/

▶︎模試に使える暗記のコツはこちら(^^)/

4 件のコメント

  • 宅浪で東大なんてすごいです。YOUTUBEから飛んできました。勉強の計画のたて方が凄いです。あそこまで考える人はなかなかいないと思う。流石です。

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