みおりんが先月読んだ本&観た映画を紹介【2023年8月号】

わーいわーい!みおりんです。

先月読んだ本と観た映画を紹介するシリーズ記事。今回は珍しく早めに更新できた!笑

8月はたくさんの本を読みました📚

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みおりんの2023年8月の読書結果

8月の読書結果はこちら!

…なのですが、読書メーターで検索しても出てこなかった本が2冊ほどあるので、実際には8冊です📚(読書メーター好きなんだけど、検索機能ほんとに昔から弱すぎると思う、、!ISBNとかバーコードでもうまくいかないし😢)

みおりんが2023年8月に読んだ本

川上未映子さんの超話題作。ずいぶん前に購入して読みはじめたものの、ボリュームが大きくてなかなか進んでおらず。8月になって急にスピードを上げて読了しました。

2020年春、惣菜店に勤める花は、ニュース記事に黄美子の名前を見つける。
60歳になった彼女は、若い女性の監禁・傷害の罪に問われていた。
長らく忘却していた20年前の記憶――黄美子と、少女たち2人と疑似家族のように暮らした日々。
まっとうに稼ぐすべを持たない花たちは、必死に働くがその金は無情にも奪われ、よりリスキーな〝シノギ〞に手を出す。歪んだ共同生活は、ある女性の死をきっかけに瓦解へ向かい……。
善と悪の境界に肉薄する、今世紀最大の問題作!

(Amazonより)

「お金」がテーマの本作。どこまで行ってもお金、お金、お金…。お金ってなんだろう、と考えさせられました。

バッドエンドだろうと思ってなかなか読み進められなかったのもあったのですが、意外と最後はそんなに絶望するものでもなく。嫌な読後感ではまったくなかったです💭

 

脳科学者の池谷先生が書かれたロングセラー本。高校生のとき、数学・情報の先生がこの本をおすすめしていたのですが、そのときから気になっていた一冊です(そのとき読めよ!)

今回「新潮文庫の100冊」に入ったのをきっかけに、紙の本で購入しました。わたしは最近はなるべくものを増やさないよう(&どこでも思いついたときに読めるよう)、Kindleで買ってしまうことがほとんどなんですが、今年の新潮文庫の100冊のおまけがかわいすぎて。。これです😵↓

ステンドグラス風しおり!かわいすぎる!

全4種類で、特にこの2種類がかわいかったので2冊購入してしまいました。1冊はこの本、もう1冊はこのあとご紹介する本です💭

寝ることは、覚えたことをしっかりと保つための大切な行為なのです。

脳は、じつは記憶を忘れるようにできている! そのしくみを正しく理解すれば、受験なんて恐くない――気鋭の脳研究者が解説する最強学習法。

「海馬」は記憶を司る部位。だが、脳は蓄えるよりも忘れていくほうが多いのだ。試験前に徹夜で詰め込んだ記憶は、呆気なく消えていく。しかし、興味があるものはすぐに覚えられるし、バイオリズムのタイミングをつかめば記憶効率は上がる。――海馬、扁桃体、LTP等々、脳の働きを正しく理解して、恐れず受験に挑む! 気鋭の脳研究者が考える学習法。『高校生の勉強法』改題。

(Amazonより)

脳のデフォルトは「忘れる」。むしろ覚えることのほうがイレギュラー…この本を読むとそうしたことがよくわかるので、なかなか覚えられない自分を責めることもなくなります。勉強法に悩んでいる人、自分には記憶力がないのかもと落ち込んでいる人に特におすすめです!

 

大好きな瀬尾まいこさんの作品。こちらも「新潮文庫の100冊」に入っていたので、紙の本で購入してしまいました。

ろくに高校に行かず、かといって夢中になれるものもなく日々をやり過ごしていた大田のもとに、ある日先輩から一本の電話が入った。聞けば一ヵ月ほど、一歳の娘鈴香の子守をしてくれないかという。断り切れず引き受けたが、泣き止まない、ごはんを食べない、小さな鈴香に振り回される金髪少年はやがて――。きっと忘れないよ、ありがとう。二度と戻らぬ記憶に温かい涙あふれるひと夏の奮闘記。

(Amazonより)

瀬尾さんワールド全開の、とてもほっこりする作品でした。鈴香ちゃんがかわいいし、大田も憎めなくてとても素敵…!ちなみにこの大田くんは、中学駅伝を描いた瀬尾さんのべつの作品『あと少し、もう少し』に出てくる不良少年くんでもあります。

 

去年から三浦しをんさんのエッセイにハマっているわたし。こちらも期待を裏切らない、楽しい一冊でした✨

愛する漫画や宝塚、EXILE一族への熱き想い、家族との心温まったり温まらなかったりする交流、旅先でのあれこれ、タクシーで個性的な運転手さんと繰り広げられる会話、ふとしたきっかけから広がる壮大な空想 、体脂肪率が首位打者レベル……。ありふれた日常がこんなにも笑い(ときどきほろっと)に包まれているなんて! 雑誌「BAILA」での連載5年分+紀州パンダ紀行など、とっておきの書き下ろし5本を加えて、面白エピソードがこれでもかと詰め込まれた「構想5年!」(著者談)、三浦しをんワールド炸裂の、抱腹絶倒超大作エッセイ集!!

(Amazonより)

「アホエッセイ」とご本人が自嘲するエッセイ集ですが、些細なことやくだらないことを全力でおもしろおかしく語ってくださる三浦さんは本当に素敵だなと思います。わたしもこんな人になりたいー!

 

最近ずっと「お金」というものに対して漠然とした不安があり、この本はまさにその不安に応えてくれる一冊かも!と思ってKindle Unlimitedで読みました。

お金の不安といっても、わたしは「現在お金がない」「将来のお金が不安」というわけではなくて、「お金に対して疎く、お金の管理がまったくできていない」ということに対して不安を抱えている、という状態です。また、お金を使うことについて潜在的な罪悪感や恐怖があり、本当に欲しいものが買えなかったりします。

この本は、心理カウンセラーの根本さんが著者に入っていることもあり、「お金の貯め方」や「お金の増やし方」のような内容ではなく、お金が貯まるための「マインド」を作るお手伝いをしてくれる本です。読んでよかったです💭

お金の使い方には、あなたの「心のクセ」が表れます。
「心のクセ」を見直して、ムリなく貯まる行動がとれる
「貯めマインド」の育て方をコミック入りで紹介。
気になる年金や投資などの情報も、やさしく解説します。

(Amazonより)

 

群像新人文学賞受賞作。

わたしたちには家族をめぐる秘密がある

母の不妊治療の失敗、凶暴な白い光と共に襲ってくる片頭痛。
しずくとタマキは、持て余した心を抱えて
縛られ地蔵に会いに行く――。

傷つき、傷つけ、思いあう。痛切な家族の愛のかたち。

「ふと脳裏に、幼い未発達の実が木から落下する光景が過りました。
どうして自分は彼らと同じ道をたどらなかったんだろう」

(Amazonより)

全編通して、高校生の女の子・しずくの視点から誰かに向けて語りかける敬体(ですます調)で書かれた文体が特徴的でした。語りかけている相手が誰なのか、どうしていま直接その人に会えないのかということは、終わりのほうで明かされます。

文章がとても読みやすく、最後まですいすい読むことができました。

 

群像新人文学賞を『ジューンドロップ』と同時受賞した作品です。

この部屋の住人は、みんないなくなる? 都市の片隅にあるマンションの一室、408号室に入れ替わる住人たち――。奇想天外な物語が、日常にひそむ不安と恐怖を映し出す。

同じ部屋で前の時間が見えないまま孤独と恐怖を積み重ねていく構成で細部まで考えられていた。
理不尽さと暴力的な状況がスリリングで、多様な恐怖を描ける人だと思った。――柴崎友香

一連の奇想天外な考察は、インスタレーションと呼ばれる空間芸術の手法とも似ていて、
日常性からの逸脱を効果的に演出するにはうってつけだ。
――島田雅彦

ある〈部屋〉のみを舞台にすることで、作品の〈空間〉は限定されている。
が、前の住人、その前の……と過去を連鎖的に想像可能で、今後の住人という未来も延々の想像が可で、その意味で〈時間〉が限定されない。そこに越境のポテンシャルが満ちている。――古川日出男

(Amazonより)

あるマンションの一室を舞台にしたシチュエーションホラーのような連作短編で、とてもおもしろく読みました。それほど長い小説ではないので、短い時間で一気読みできる作品です。

 

本屋大賞ノミネート作。Kindle Unlimitedで読みました🍳

この物語は、あなたの人生を支えてくれる。

宙には、育ててくれている『ママ』と産んでくれた『お母さん』がいる。厳しいときもあるけれど愛情いっぱいで接してくれるママ・風海と、イラストレーターとして活躍し、大人らしくなさが魅力的なお母さん・花野だ。二人の母がいるのは「さいこーにしあわせ」だった。
宙が小学校に上がるとき、夫の海外赴任に同行する風海のもとを離れ、花野と暮らし始める。待っていたのは、ごはんも作らず子どもの世話もしない、授業参観には来ないのに恋人とデートに行く母親との生活だった。代わりに手を差し伸べてくれたのは、商店街のビストロで働く佐伯だ。花野の中学時代の後輩の佐伯は、毎日のごはんを用意してくれて、話し相手にもなってくれた。ある日、花野への不満を溜め、堪えられなくなって家を飛び出した宙に、佐伯はとっておきのパンケーキを作ってくれ、レシピまで教えてくれた。その日から、宙は教わったレシピをノートに書きとめつづけた。
全国の書店員さん大絶賛! どこまでも温かく、やさしいやさしい希望の物語。

(Amazonより)

冒頭からとても惹き込まれる文章で、明け方までほとんどノンストップで読み進めてしまいました。(そのせいで指を痛めてしまいました…数日経っても治らない…)

前半は過酷な状況ですが、徐々に明るく温かくなっていく作品。瀬尾まいこさんの小説が好きな人などには特にハマると思います!

町田そのこさんは7月に読んだ『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』もめちゃくちゃよかったのですが、この作品もとても印象に残りました。これから追いかけてしまいそうです🏃

 



みおりんが2023年8月に観た映画

8月は2本の映画を鑑賞しました。

  • 『マレフィセント』(Amazonプライムにて鑑賞)
  • 『キングダム 運命の炎』(映画館にて鑑賞)

マレフィセントは10年くらい前の映画ですが、なんだか最近妙に観てみたい気持ちが高まっていて。『眠れる森の美女』のヴィラン・マレフィセントのアナザーストーリーが語られた作品です。ちょっと予定調和感はあったものの、アンジェリーナ・ジョリーさんの演技が素敵すぎて感情移入してしまいました。

キングダムはパートナーに誘われて劇場で鑑賞しました。まだまだつづくらしい…!

 

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