みおりんが先月読んだ本&観た映画を紹介【2023年10月号】

わーいわーい!みおりんです。

先月読んだ本と観た映画を紹介するシリーズ記事。10月ぶんを書いていきたいと思います✍🏻

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みおりんの2023年10月の読書結果

10月の読書結果はこちら!

9月の記録(16冊)には及びませんでしたが、結構いいペースでした📚

みおりんが2023年10月に読んだ本

「特に読んでよかった!(個人的な好み)」という本には「\💓みおりんお気に入り💓/」の印を、「特におすすめ!(個人的にというより広くおすすめできる)」という本には「\✨みおりんおすすめ✨/」の印をつけておきたいと思います◎

 

人気作家さんたちが3つの時間帯をテーマに書かれたエッセイ集。

14人の人気作家が一日の3つの時間帯(朝、夕暮れ、午後11時)を絶妙に描いたエッセイアンソロジー。贈り物にも最適な一冊。

「朝」のひととき
三浦しをん「目覚めたときが朝」
道尾秀介「こうして背表紙は増えていく」
西加奈子「間違いなく朝は」
角田光代「朝の損得」
重松清「指一本、指二本……」

「夕暮れ」のひととき
川上未映子「夕暮れの、どんな空を見ても」
森絵都「暮れゆく空を仰ぐ」
池澤夏樹「長い夕暮れ、短い夕暮れ」
綿矢りさ「夕暮れの諦め」

「午後11時」のひととき
吉本ばなな「そわそわ、しみじみ」
高橋源一郎「ラジオの時間」
村山由佳「上機嫌なままで」
小川洋子「分かれ道」
浅田次郎「午後十一時という非常」

(Amazonより)

以前から大好きな作家さんばかりで、つい買ってしまいました。小説は読んだことがあってもエッセイは初めて読んだな、という作家さんもいました。

こういう複数人のエッセイ集を読んで、気になった方の単独エッセイ集を買ってみるというのも楽しいですよね😊

 

\💓みおりんお気に入り💓/

千早茜さんの(たぶん)最新小説。

千早さんの『男ともだち』という本が大好きで、人生で読んだ小説ベスト5には絶対に入るくらいお気に入りなのですが、本作はその作品と少し世界観が似ている感じで。千早さんが以下のようにインタビューで答えていらっしゃるのを読んで、「これは読まなきゃ!!」ということで即買いしました。

「2014年に出した『男ともだち』は、仕事をバリバリやって、恋愛は二の次っていう女性が主人公でした。今回はその10年後のイメージで、仕事もお金も余裕が出来た女性が、一人になったらどうなるんだろうと考えたんです。そうしたら、10年前とはちょっと違う人格が現れた。私が書く主人公はブレない、芯の強い女性が多いですが、今回はこれまでで一番“揺れる”女性。恋愛、結婚を巡るまりえの静かな冒険を楽しんでいただきたいです」

インタビュー記事より)

主人公は、40歳を前に「円満離婚」した女性。千早さんは以下のようにもお話しされています。

「私も、まりえと同じように何年間もかけて話し合ったうえで円満離婚しました。成立後はとてもスッキリした気持ちになったんですが、誰も『おめでとう』『おつかれさま』とは言ってくれないんですよね。直木賞を受賞したときや、結婚を報告したときには、多くの人がお祝いの言葉をくれたのに(笑)。結婚も離婚も幸せのためにする決断なのに、どうしてだろうと不思議に思いました。物語を通して、結婚って何? ということを考えたかった」

(同記事より)

わたしは年代的には主人公や千早さんとは近くないけれど、結婚や離婚という話題は身近になってきています。そういう意味で、自分ごととして興味深く読むことができました💭

 

同じく千早さんの、こちらはエッセイ。食事にまつわるエッセイを集めた一冊です。以前から読んでいたのですがしばらく積ん読しており、『マリエ』を読んだことを機に読むのを再開して読了しました笑

千早さんは幼少期から(?)食に対して並々ならぬ関心と意欲を示している方で、独特の視点や千早さんならではの食の楽しみ方がすごくおもしろいです。わたしは千早さんのX(Twitter)でよく茶器やお菓子が出てくるのを見て癒されています🫖

 

\✨みおりんおすすめ✨/

セールスコピーをわかりやすく扱った一冊。たとえば、

  • △「小顔メイク」
    →◎「ちょっとずるい、小顔メイク」
  • △「お手続きはオンラインでサクッと完了」
    →◎「お手続きはオンラインでたったの3分」
  • △「とてもあたたかい服」
    →◎「まるで、着るコタツ」

など、いまいちなコピーを「これ欲しい!」に変える技がたくさん解説されています。いろいろな場面で使えるので、あらゆるお仕事をしている人に役立つ本だと思いました🌷

 

\✨みおりんおすすめ✨/

以前から気になっていた直木賞作家・窪美澄さんの小説を読みました🌙

東京の片隅、小さな二階建ての一軒家。庭に季節のハーブが植えられているここは、精神科医の夫・旬とカウンセラーの妻・さおりが営む「椎木(しいのき)メンタルクリニック」。キラキラした同級生に馴染めず学校に行けなくなってしまった女子大生、忘れっぽくて約束や締め切りを守れず苦しむサラリーマン、いつも重たい恋愛しかできない女性会社員、不妊治療を経て授かった娘をかわいいと思えない母親……。夫妻はさまざまな悩みを持つ患者にそっと寄り添い、支えていく。だが、夫妻にもある悲しい過去があって……。

(Amazonより)

全編に優しい時間が流れるような、そんな静かな小説でした。心を落ち着けたい人、優しい気持ちになりたい人、日常生活に疲れてしまった人におすすめの一冊です。

 

\💓みおりんお気に入り💓/

これは個人的にかなりヒットでした!

タイトルにある「かくれ繊細さん」とはいわゆる「HSS型HSP」のことなのですが、これがことごとく自分の性質にあてはまっていてびっくりしました。。

以前『「繊細さん」の本』は読んだことがあり、そちらも参考になる部分がたくさんある本だったのですが、この本はさらにドンピシャでした。たとえばわたしがこのブログでもお話ししたことのある以下のような悩みやエピソードは、HSS型HSPの性質によるものだそうです🌀

  • やりたいことがどんどん変わる、すぐにできるようになりすぐに飽きてしまう
  • 好奇心が旺盛で、不安定を好む
  • 少しの要素から状態を読み取って気に病む、気を使い倒して寝込む
  • 決められたことを決められたように実行するのが苦手(自分で創意工夫するのが好き)
  • 集中する時間は短いが、集中したときには驚異の集中力を発揮
  • 時期によってとんでもなく怠け者で面倒くさがりになる

HSS型HSPの特性だからだとわかったところでどうにもならないし、HSS型HSPでなかったらもっと生きやすいだろうにと思います。あてはまる人は全人口の6%程度といわれているそう。

ただ、一定数は自分と同じ性質の人がいると思うと、まあなにかやりようはあるのかなとも思えて少し気が楽になりました。「直そうと思って直せるものではない」というのも、ある種あきらめではありますが救いになるというか💭この本はこれからもときどき読み返したいなと思います。

 

今度ブログかYouTubeでお話ししようと思っていますが、9月末に自分に「感性を取り戻すキャンペーン」をしていたとき、書店で見つけた一冊です。詩人の谷川俊太郎さん、歌人の俵万智さんの対談が収録されています。子どものころから心惹かれてきたお二人のお話はとてもおもしろかったです。

 

コミックエッセイ。わたしは滅多に漫画を読まない(読めない)のですが、これはほぼ4コマで展開されるので読みやすかったです◎

男性だと思って結婚した相手が、じつは心が女性の方だったという実話エッセイです。読んでいてほっこりと心があたたまる場面や、思わず涙したページもありました。お二人がこれからも幸せでいてほしいなと、勝手ながら思いました。

 

『ねないこだれだ』『めがねうさぎ』『にんじん』『あーんあん』などで有名な絵本作家・せなけいこさんのエッセイ。子どもが読めるような内容と体裁(ふりがななどの配慮が子ども向け)になっています。

子どものころに数えきれないほど読んだあの絵本はこうして作られたのか…!せなさんってこんな方だったのか…!と驚くことがたくさんあり、すごくおもしろかったです。

 

\💓みおりんお気に入り💓/

完全に個人的な思い出なのですが、わたしが赤ちゃんのときにくり返しくり返しくり返しくり返し…(以下略)読んでいた絵本です。まだろくに舌も回らないころにこの絵本を読みまくり、文字も読めないくせにページを見るとその文章を口にしていました(文字を読んで音読していたのではなく、絵を見て文をそらんじていたということです👶)。

久しぶりに読んでみたくなったのですが、書店をいくつかめぐるも見つけられず、Amazonで購入。めちゃくちゃなつかしかった。。

 

\✨みおりんおすすめ✨/

以前から気になっていたくどうれいんさんのエッセイ集。くどうさんのエッセイを先日なにかの文芸誌で読み、すごく素敵なリズムと視点の文章を書かれる方だな…と感激。もともと少し気になっていたのですが、それが決め手になって本も買いました。

いくつものエッセイが束ねられているのですが、どれも構成がすごくかっこいいというか。。一つの事柄について、大きく展開してべつのシーンに行ったかと思うと、きれいにもとのシーンに戻ってきて着地する、みたいな(読んだことある方には伝わるだろうか…)。

わたしは最近エッセイを書くことをがんばっているので、くどうさんの作品からたくさん勉強させていただきたいなと思いました💭



みおりんが2023年10月に観た映画

10月は1本の映画を鑑賞しました。

  • 『ちょっと思い出しただけ』(Amazonプライムにて鑑賞)

こちらの映画は以前もプライムで観たので、2回目の鑑賞です。急にまた観たくなってしまって😳

伊藤沙莉さんをはじめ、キャストの方々の演技が本当に自然でさりげなくて素敵です。ある男女の6年間の「7月26日」の様子を描いた映画。

 

月に2本映画か舞台を観るという目標だったのですが、最近は1本になりがち。。もう少し意識的に機会を増やしたいと思います。

ただ、10月には上野の国立科学博物館で開かれている特別展『和食 〜日本の自然、人々の知識〜』を観に行ってきました🙌🏻和食や食事そのものへの理解が深まるとともに、普段の食事への感謝がすごく湧いてくる展示でした。個人的には、日本で食べられているほとんどの野菜が外来のものである(しかも最近来たとかではなく、弥生時代くらいから少しずついろんな野菜が海外から入ってきていた)ことを知って、とても驚きました。

11月はモネ展も行きたいなぁと思っています🪷

2 件のコメント

  • ビジネス本ばかり読んでいたので小説も読んでみたくなりました
    私は繊細ではないですが、繊細な方は他人の気持ちがわかる人が多いイメージ
    自分の短所だと思っていたところは直すのではなく生かす生き方が楽かもしれません
    (無責任に聞こえたらすいません)
    オーディオブックで耳読書も時間を味方にできてオススメですよ

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