みおりんが今月読んだ本を紹介【2022年12月号】

わーいわーい!みおりんです。

あけましておめでとうございます🎍

去年の振り返りや今年の抱負を記事にしたいと思いつつ、まずはいつもの12月の読書記録記事から片づけようということで書き書きしています✍🏻(年末年始ってまとめなきゃいけない記録がありすぎる!義務ではないのだけど、、)

12月は10冊の本を読むことができたので、簡単にご紹介します。なお、2022年に読んだ本のまとめ記事も追って出す予定です💪🏻

▼前年(2021年)に読んだ本のまとめ記事はこちらです

【年間50冊チャレンジ達成!】わたしの読書術&2021年に読んだおすすめ本TOP5をご紹介✨



みおりんが2022年12月に読んだ本

(個人的な満足度:★★★★★)

小説書きたい欲が爆発していると前月号の記事で言いましたが、この本を読んでさらに高まりました🌪

『舟を編む』『風が強く吹いている』などで有名な作家の三浦しをんさんが書かれた小説の書き方本ですが、これは小説を書くことに興味がまったくない方にもぜひ読んでいただきたい…!それくらい、文章がとにかくおもしろかったです。

まえがきからしておもしろいんです、、こんな感じ。

だけど、なにしろ書いてるのが私だからな! ドヤ!(ドヤるところがまちがってる)「なんか妙なこと言ってらあ」と、お気軽に読んでいただければうれしいです。あと、小説家を志しているかたって人口の何パーセントくらいおられるのかはなはだ不安なので、特に小説家志望じゃないんだけどなというかたも、エッセイ感覚で手に取っていただければ、さらにうれしいです。って、まえがきに書いても届かないよな……。おーい、そこの小説家志望じゃないかたー。おいら、ここにいるよー。レジに持っていっておくれー。

終始この調子で、大作家さんなのにまったく上から目線でもなく、とにかく笑ってしまいました(趣旨が違う笑)。

 

(個人的な満足度:★★★★☆)

すばる文学賞の研究のために、過去の受賞作であるこちらを読みました。

原因不明の体調不良に襲われた30歳すぎの独身女性が、いくつかの病院を回った末に、漢方を用いる東洋医学の病院を訪ねるお話。漢方のようにじわじわと優しい感じのする小説。軽々とした読みやすい文体で、変な深刻さがなく、後味もすっきりして気持ちよかったです。

 

(個人的な満足度:★★★★☆)

チャンネル登録者20万人超のYouTuberグループに所属する大学生の女の子と、同級生の男の子を中心としたお話。ネタバレになってしまうので控えますが、男の子はある身体的な特徴をもっていて、それが伏線としてもモチーフとしてもおもしろく効いています。

青春小説という感じですが、中高生から大人まで結構楽しめると思います◎わたしはYouTubeを生業にしている当事者として読みましたが、作中のYouTuberの仕事の裏側の描写や葛藤の描き方がとてもリアルで驚きました。

 

(個人的な満足度:★★★★☆)

こちらもすばる文学賞受賞作。著者の高瀬隼子さんは、『おいしいごはんが食べられますように』で第167回芥川賞(2022年上半期)を受賞された方です。

主人公の女性は事情があって恋人の男性としばらく体の関係を持てていないのですが、その間に男性は他の女性との間に子どもをもうけてしまいます。その相手女性がやってきて、「自分は子どもはいらないので、産んだらもらってくれませんか?」というようなことを言ってくる…と、ここだけ書くとだいぶ衝撃的ですが、修羅場的な小説ではなく、女性の身体や人生などいろいろなことについて考えさせられる一冊でした。

 

(個人的な満足度:★★★★☆)

こちらは再読です。2月に一度読んでいたのですが、小説執筆の際に参考としてもう一度頭から終わりまで読み直しました。

主人公の女の子は高校生。全力で推していたアイドルグループの男性が、あるときファンを殴ったとして炎上してしまいます。推しと自分という新たな人間関係を描いた作品として高く評価され、第164回芥川賞を受賞した小説です。たしか2021年にいちばん売れた小説だった気が💭

扱っている題材の新しさはもちろんですが、著者の宇佐見りんさんがとにかく上手すぎて。こんな作品が書けるなんて本当にすごいな、と素人ながら感動してしまいます。。宇佐見さんの作品はデビュー作の『かか』も2022年に読みました。感想は2022年のまとめ記事に載せたいと思います。

 

(個人的な満足度:★★★★☆)

先ほどの小説の書き方本で三浦しをんさんにハマってしまい、エッセイを探してこちらを読みました(小説も絶対におもしろいと思うので読みたいのですが、三浦節全開のエッセイを先に読みたくなってしまった)。

いろいろなテーマで文章が綴られていて、どれもとてもおもしろかったです。三浦さんはきっと謙虚でサービス精神旺盛な方なんだろうな、と想像しています😌

 

(個人的な満足度:★★★★☆)

こちらも小説の書き方本。数々の文学賞の審査員を歴任されてきた高橋源一郎さんが、新人文学賞選考会のお話、選考委員などのお話などをしてくださっています。後半はこれまでに高橋さんが書かれた文学賞選評集。とても勉強になりました。

 

(個人的な満足度:★★★★☆)

本屋さんでたまたま手に取り、おもしろかったので衝動買いしてしまった一冊。人気作家・角田光代さんのエッセイです。

当然ですが、三浦しをんさんとはまた違った雰囲気のエッセイで、角田さんは結構強い感情をバネにお仕事をされている方なのかなと思いました。「とにかく待つのが大っ嫌い!」などと言い切ってしまうところがとてもおもしろいです。

 

(個人的な満足度:★★★☆☆)

上記の本と一緒に本屋さんで見かけて買った小説。ルミネの広告コピーから生まれた連作短編の恋愛小説です。(「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」って本当に秀逸ですよね…)

章タイトルも、

  • あなたといたい、と
    ひとりで平気、を
    いったりきたり。
  • 悪い女ほど、
    清楚な服がよく似合う。
  • 可愛くなりたいって思うのは、
    ひとりぼっちじゃないってこと。
  • ドレスコードは、
    花嫁未満の、わき役以上で。
  • 好きは、片思い。
    似合うは、両思い。

と、いずれもたぶんルミネのコピーなんだろうなと思います。

ただ、小説の内容はちょっと軽すぎるというか、読み応えが感じられなかったので再読はないかな…と思いました。コピーが強すぎて負けてしまうのかも。。読みやすさはあるので、普段小説を読み慣れていない人にはいいかもしれません💭

 

(個人的な満足度:★★★☆☆)

芥川賞の受賞作を何冊か読んでいっているのですが、すべては遡れないのでこちらの本の助けを借りました🏃著者の方(大ヒットした『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』の菊池良さんです)がこれまでの受賞作すべてを読み、独断でピックアップしてあらすじや選評をまとめた一冊です。

企画自体はとてもおもしろいしありがたい本なのですが、肝心のそれぞれの作品の説明がちょっと中途半端でわかりづらいような…と思ってしまいました😥選評が載っている作品と載っていない作品があることや、読みづらい登場人物の名前にルビがないことなど、ちょこちょこと気になってしまいました。



みおりんがいま気になっている本

直近では読めないかもしれませんが、いま気になっている本をご紹介します。

西加奈子さんの直木賞受賞作です。

言わずと知れた有名作品ですが、まだ読めておらず…!すでにKindleで購入してあるのですが、かなりボリュームがあるので気合を入れて読みはじめないといけないなぁと思っています💪🏻

 

前職の同期と話していて読みたくなったビジネス書です。以前から気になっていたので、そのうち読みたいなと思っています。

 

3 件のコメント

  • あけましておめでとうございます!
    今年もよろしくお願いします!
    全部読んでみたいです!

  • みおりんさんの紹介が良くてどれも読みたくなります!
    お年玉で何冊か買おうかな☺️

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